遅ればせだが、今日「嫌われる勇気」読了。
なかなか読む踏ん切りがつかなかったのだが、友人の「アドラーは承認欲求を否定している」という言葉で購入に踏み切った。
対話形式で大変読みやすい。
読み進め、他者に依存する承認欲求に支配されることなく、自己受容に基づいたライフスタイル(生き方)を選択する、という意味なのだとわかった。
因果律ではなく、目的論。
他者と自分の課題の分離。
他者信頼(敵ではなく味方にと捉える)。
自己受容。今ここのエネルゲイア人生観。
対人関係のゴールは共同体感覚である。
幸福の感覚=他者貢献。
作品中の青年よろしく
今だから、読めるよ、私も。と思う。
シュタイナー幼児教育の共同体で6年間毎日考え続けたこと。「共同体意識とは何か。どうあるべきか。」
野口整体での、人の承認欲求や病、怪我の目的論。それを踏まえてなお、より生ききる「全生」の思想。
通じる。何か通じている。
ちっ。。
頭が混乱してる。
これを言い始めたらキーネーシス的人生論てなるのか?
わからん。
これはダイジェスト入門書だもんね、わかるわけないかもしれないけど
多分きっと何度も読む。
この今の感覚を記するためにも、
シュタイナー幼児園での
こどもが毎日諳じていた祈りの言葉と、
私達大人が、会議の前後に唱えた誓いを添え書きしておく。
○幼児の祈り
『私のあたまも 私の足も かみさまのすがたです
私は心にも 両手にも
かみさまのはたらきを感じます
私が口を開いて話すとき
私はかみさまの意志に従います
どんなものの中にも
おかあさまやおとうさまや
すべての愛するひとのなかにも
どうぶつやくさばなや
木や石のなかにも
かみさまのすがたがみえます
だから こわいものは何もありません
私のまわりには 愛だけがあるのです』
○シュタイナーの言葉
『癒されるのは唯一 一人ひとりの心の鏡に 共同体全体が 映し出されるときである そして 共同体の中に 一人ひとりの力が 生きるときである。』
『行動においては 愛に生きること 他者の意志に対しては それを理解し生かしめること これが 自由な人間の生き方の 基本となる姿勢である』