今日の光 明日の風

毎日出会うモノコトヒト、から何かを感じる自分を観る。言葉遊び

牡羊座満月〜ここまでの自分に貰ったご褒美のようなもの

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満月から明けて、朝方に
友人がくれた私の美徳についてのメール。
こんな文章が書ける繊細で誠実な心に思いを馳せつつ。

*孤独を引き受ける
私とあなたが出逢ってから今までの短い時間の中でも、あなたの元に、救いやそれに近い何かを求めてたくさんの人々が訪れていたように思います。その折々、あなたは深い共感と共に、伝えなければいけないことを伝えてきたのではないでしょうか。ともすれば、その関係において、形としては繋がりがなくなる可能性がある事も、あなた自身が誤解を受ける可能性がある事も、あなた一人胸に秘めて、真摯な思いで伝えてきたように思います。時にあなたは孤独を引き受けながらも、その人が前に歩み出せるよう、背中を押したはずです。そして間違いなく、その人たちは各々の道を確かに歩んでいます。その功績を決して顧みないあなたを見るたび、私は胸がいっぱいになるのです。

*探求者であること
この世界の真理に迫ろうとするとき、始めは知ることひとつひとつが新鮮で楽しく感じられ、その足取りは軽やかであると思います。段々と、世界を観る目が磨かれ、表の裏、裏の裏が分かり出すと、大抵の人は恐れや不安から立ち止まり、時には何もなかったかのようにその探求を止め、いつしか己が探求者だったことも忘れてしまうことがあります。あなたにも心当たりがあるかもしれませんが、私はあなたが、自分がこの世界の探求者だということを忘れた姿を見たことがありません。必ずまた旅立つのです。その後ろ姿は儚いようでいて力強い。きっとまた何か面白い発見をして話してくれるだろうと、わくわくとした期待すら湧いてくるのです。

*仄かな花の香りを嗅ぐ
あなたの傍に行くと、普段は気がつかないような、仄かな花の香りや、微かな木々が風にそよぐ音に気がつくようです。それはあなたが大切にしている時間、精神によるものなのだと思います。日々の慌ただしさや、もしくは実利的なことのために、価値の無いように思われてしまいそうな、か弱くも確かにあるこの世のきらめきを、あなたは見逃しません。この世はそんな、無数に散らばる小さなきらめきで彩られている。あなたはそのことを知っていて、時に私たちにも見せてくれるのです。

*生と死の狭間を生きる
人は常に生きています。人は死んだ瞬間から、この世界へ還るべく、融解し始めます。そのことに、安らぎを感じる人もいれば、不安を感じる人もいます。不安故に死を遠ざけたくもなります。あなたは時に、生きている中でも死の世界を感じさせます。それは恐らく、あなたの中で、生と死、その間に断絶がないからではないかと思うのです。己の生命の躍動を感じながら、これまでこの世界に還っていった生命もまた鮮明に感じている、そんな切れ目のない、一体とした世界を感じさせてくれるのです。

*愛の声

あなたから注がれる愛は揺るぎない、というのが、私が常に感じてきたことです。私が、ひとり暗闇にいて、何も見えなくなっているような時に、あなたからの愛は、暖かさを伴った呼びかけとして私に届き、この闇の向こうに、新緑が輝くような場所があると教えてくれていました。それは間違いなく、あなたが歩いてきた道で、その苦しさを知るあなただからこそ、示すことが出来ること。しかし、それは決して強制的なものではなく、あくまでも相手の運命に委ねられた呼びかけであることが、よりあなたの愛の確かさを証明しているように感じます。