私の心は、未来は
間違いなく統合に向かってるな、と
確信した。
自分の中の分裂した価値観を
統合するために生きてきたのだ、
理想と現実と
お金を稼ぐことと貧しくあること
虐げられるもの、虐げるもの
搾取、批判、奪取、される側する側
怖れ、不安、悲しみ、痛み、屈辱を
与える側与えられる側
健康と病
生と死
性と聖
社会と家庭
大人とこども
男と女
愛と虚無
全て相反するものではなかったんだ。
全て擬態であり、拮抗させて
二元化することで
どちらも手が届かない自作自演。
全部私の中にあったのに。
バランスを取るものになりたかった。
バランスするために時間を費やしてきたのだ。
バランスでは物足りない。
バランスは行為だ。
私はその先に行きたい。
どちらも悪くないと知りたかった。
どちらも善いものなどないと受け入れるのは辛かった。
そうすれば、
全てを赦せるから。
それがわかって泣いた。
ゴールはそんなに遠くない。
ここまでが長く辛かった。
けれど、本当に生きるのは多分これからだと思う。
どこにゴールがあるか
わからないけれど、
何も持たず、執着せず
ゴールするそのときまで、
ただ生きようと思う。
